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春闘

[ 労務関連用語 ] 2022年11月16日

各企業等の労働組合は、全国中央組織の労働団体や産業別組織の指導・調整のもとに、毎年春に賃金引き上げ等を中心とする要求を各企業等に提出し、団体交渉を行います。これを一般に「春闘」と呼んでいます。現在の春闘方式は、1956(昭和31)年から始まったと言われており、半世紀以上の歴史があります。
 厚生労働省では労使交渉の実情を把握するため、民間主要企業の春季賃上げ要求・妥結状況を毎年、集計しています。令和4年度の妥結額(定期昇給込みの賃上げ額)などを把握できた、資本金10億円以上かつ従業員1,000人以上の労働組合のある企業358社を対象とした集計では、平均妥結額は6,898円でとなっており、前年(5,854円)に比べ1,044円の増、令和元年(6,790円)に比べ108円の増という結果でした。また、現行ベース(交渉前の平均賃金)に対する賃上げ率は2.20%で、前年(1.86%)に比べ0.34ポイントの増、令和元年(2.18%)に比べ0.02ポイントの増となっており、賃上げ額、賃上げ率はともに昨年を上回り、コロナ禍前の令和元年をわずかに上回る結果となりました。

※このページは2022年11月16日時点の情報を元に執筆されています。最新の情報とは異なる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

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